じーちゃんの家に遊びに行ったので仏壇があります。
早速ご先祖を崇め祭ってみます。
凄い勢いで一匹がお供え物を狙っています。
で、来訪の理由というと地元の祭りのためだったりします。
主は現在某三白眼に現を抜かしまくっているので自分らで屋台の買い出しに行こうと決めました。
しかしあんまり群がって行ってはぐれてしまっても困るので、選ばれた一匹が行こうという事になりました。
厳正なる審議(ジャンケン)の結果、アーミーが行く事になりました。
っていきなり天候悪いし。
雨の不安を抱きながらえっちらおっちら祭り会場へと向かいます。
途中、レトロちっくな銭湯を見かけました。
主は幼い頃、ここに行った事があるのは確実に覚えているのですが、何故行ったのかが果てしなく解らないのだそうです。
「爆を好きになったきっかけなら鮮明に自覚してるんだけどね~。
あのね、アニメ5話でチッキーの頭撫でてやる所かそこが、」
その話は暗唱出来るくらい聞いてるので、アーミーは無視しました。
地元の祭りは夜に催すタイプのものなので、昼間に行ってもあまり屋台は稼働していませんでした。
それでもアーミーはタコ焼きと焼きそばを買ってきました。
そして夜になったらまた行ってみる事にしました。
ちなみに帰っても主はまだ三白眼に現を抜かしていました。
もういっそ帰って来なければいい、それが双方の為だ、と皆思いました。
ある日、ニーニーはお使いを頼まれてしまいました。
ニーニーの飼い主(買い主?)(持ち主?)は「外に三白眼が居れば外に出て行けるのに……!」と暑さで魘された訳でも無くそう呟き、ニーニーにメモを託しました。
メモを手渡され、よく見ると文体が微妙にぶれていて、まるでかまいたち系のホラゲ(←ホラーゲームの略)の冒頭みたいでちょっとヤだな、とニーニーは思いました。
しかし頼まれたのでお使いに行くのです。
逆光のせいでとても勇ましい出発です。BGMにエドワード・エルガーの威風堂々でもつけてもらいたいもんです。
そしてニーニーは無事に卵を買ってきました。
が、しかし。
35℃オーバーの気温のせいで持ち運ぶ途中に温まった卵がヒヨコに孵ってしまいました。
ニーニーは温暖化が進み不誠実な事実ばかりの地球を心配しました。
その後、ニーニーは主が「ベーコンエッグを食べようと思ったんだが……まあ仕方ない。ベーコンヒヨコで」とそのまま食べようとするのを必死こいて止めさせましたとさ。
めでたしめでたし(ヒヨコが)