すっげー面白かったー！！

ざっとしてあらすじ言うなら、少女社長アレクとその子にボディガードを依頼された青年探偵フォレスト君のアットホームなサスペンスコメディって感じだろうか。うーん訳が解らん！！

とにかくワタシは「能力の高い子供」とか「ヘタレに見えて実は骨太」とかいうのが大好きで大好きで大好きで、と、ゆーか現爆なんかそれ目指して書いてます。
何も無い時なんてむしろ日和ってるような雰囲気なのに、いざ相手のピンチとなったら何も構わず助けに駆け付けるとかもう大好き！敵のアジトをブルドーザーで破壊するアレクとか超可愛いです！！

一番好き……というか印象の強い話は離婚したアレクの母親が登場する話です。
アレクの母親はアレクを置いて行った人で、周囲の意見に依存する性格なのでこの話も再婚相手に促されての事です。しかも、その再婚相手にしても（詳しい事情を省くとして）アレクの財産目当てだったりします。
しかもその姦計のせいで、フォレスト君はそれまでのアレクとの関係を幼児虐待とあらぬ疑いをかけられ（裁判を有利に進めるのもあり）法的に近寄る事を禁じられてしまいます。

この話でアレクがまだ大人の都合で振り回される子供なのだというのが強く感じられて、とても切ない。
アレクが誰と居たいかなんて、アレクが一番解ってるし、アレクしか判らない。それなのに、大人はアレクの言う事を聞かないで裁判で判断しようとする。それもこれも、アレクが子供だから。
そんな中で、フォレスト君が「アレクはどう思ってるんだろう」と呟くシーンは結構じーんと来ました。いや凄くじーんと来た。

この話に限らず、２人は何度も危機（主に生命的な）を乗り越えて最後には一緒に居ます。
「必ず助けに来てくれる」という期待を外さないで、薄汚い大人の内情を見せつけられても、清々しい読後を得られるのがいいです。

何故にフォレスト君がボディガードに抜擢されたかは、結構衝撃的なんで（笑）それは是非読んでもらいたい所ですねー。
まあ、強いて言えば「１コマかよ！！」っていう感じです。